◆◇新玉ねぎ◇◆
JAうつのみや東部選果場では、早生の品種の出荷が始まっています。
ところで宇都宮の玉ねぎの生産量はどれくらいあるのでしょうか?
JAうつのみや担当者によりますと…(平成25年度調べ)
生産者:229人/栽培面積:およそ63ヘクタール/年間出荷量:3270トン
宇都宮の青果物販売高ベスト10の中では、第6位の成績。
そんな玉ねぎについて調査開始!!
昨年秋口に捲かれた種から育ち、間もなく収穫の時を待っています。
栽培しているのは小川 貞夫さん。
JAうつのみや玉ねぎ専門部の部会長も務めています。
“今年は幾分小ぶりな傾向ですが、旨み・甘みには何の問題もありません。“
小川さんから玉ねぎ栽培について教えていただきました。
昨秋の9月10日前後に種を播き、苗を育てます。
育った苗は10月下旬から11月の上旬頃までに畑に植えます。
種まきをする時期は稲刈りの時期でもあり、お米も作っている小川さんは、
てんてこ舞いの忙しさだと話してくれました。
〇玉ねぎはどんな性質の野菜なのでしょうか?
病気には弱いけれど、寒さにはとても強いんですって。
1か月くらい雪に埋もれていても大丈夫!これには驚きです。
品種は、早生・ 中生・晩生種の三種類。
また中生の中でも早と遅とがあり、小川さんはその2種類と、晩生種を手掛けています。
どんな名前の品種か具体的に教えてもらいました。
玉ねぎにはどんな品種があるのでしょうか?
中生の早…甘70号/中生の遅…ターボ/晩生種…もみじ3号
〇宇都宮は玉ねぎの栽培に向いているのでしょうか?
鬼怒川流域の清原地区の土の性質は、砂質
水はけの良い砂地が、地下に育つ玉ねぎには好条件です。
収穫の時期の見極めは、まっすぐ伸びていた葉が畑の7~8割倒れ始めると、収穫が出来ます。
小川さんは二人で広い玉ねぎ畑を栽培しているので、少し早めに収穫を始めると話してくれました。
小川さんは早生種は作っていないので、出荷はこれから。
「良く乾かして、中の滲みが出ないようにしてから出荷するんですよ。」6月上旬の予定です。
「生でさらしたものをポン酢や醤油で食べるのが一番ですね。」
甘みの多いこの季節ならではの味わいを、皆さんも是非、お試しください。
さて続いての調査報告は、「新玉ねぎ」を料理に活かしているお店の紹介でした。
行って来たのは、宇都宮市東刑部町にあります
【和(なごみ) たけい】平成24年3月にオープンしました。
店主の竹井 茂之さんです。
野菜は瑞穂野、清原など地元農家の方から仕入れています。
その方たちもお客として来てくれているんです。
地元野菜の良さは何と言っても鮮度と甘みが抜群なこと。
≪新玉ねぎを使ったお料理の紹介≫
「新玉ねぎのオニオンスライス、九条ねぎのかつおのたたき」
「瑞穂野産たまねぎのかき揚げ丼」の大盛りです。
一口食べた瞬間たまねぎの甘みとサクサクした食感が口いっぱいに広がりました。
他に新玉ねぎを使ったメニューは「トマトのラザニア」
「海老のしんじょう」…新玉ねぎと海老を一緒にすり身にして作ります。
「スモークチキンのマリネ」
地元の生産者さんも頻繁に来てくれるから、おかしな料理は出せない。
そんな竹井さんの意気込みが味に伝わり、お客様に足を運んでもらっているのだと思います。
心休まる落ち着いた空間作りのある店内。
新鮮な地元瑞穂野の新玉ねぎ料理が味わいに
是非一度足をお運びください。心よりお待ち申し上げます。
【和 たけい】
宇都宮市東刑部町1592-2
営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00)
17:30~22:30(L.O.21:30)
電話番号:028-656-1361
定休日:火曜日
駐車場:25台
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「玉ねぎを使ったジェラート」があるらしいということで、調査に行って来ました。
製造販売しているのは【(株)アサヒフーズ】宇都宮市旭にあります。
栃木県産・宇都宮産の果物や野菜を使った、アイスクリームやジェラート、ジャムなどを作ってます。
アサヒクッキングスクールの校長先生でもあります。
アサヒフーズの母体となり宇都宮市農林公園オープン時に会社を立ち上げました。
「玉ねぎジェラート」です。
色々な玉ねぎを試し、完熟した甘い玉ねぎを、宇都宮の生産農家から直接仕入れて作っています。
玉ねぎの他にはトマト・かぼちゃ・人参・トウモロコシゆうがお・小松菜・ホウレンソウなどの
ジェラートがあるんですよ!!
野菜に季節があるように、アイスクリームにも季節感を表現しているそうなんです。
≪玉ねぎジェラートの感想≫
甘さは控えめで後から玉ねぎの香りを感じます。
玉ねぎジェラートを始め各種商品は、
アサヒフーズ工場併設の直売店、宇都宮市オリオン通りにある
【宮カフェ】でお買い求めいただけます。
アイスクリームで季節感を味わってみてくださいね!
お問い合わせは【株式会社アサヒフーズ】
電話番号:028-639-3588
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さて最後の調査報告となりました。
宇都宮屋台横丁では、オープン10周年を記念して、
今年3月から毎月月替わりで「地元うつのみや産食材フェア」を行っています。
3月…アスパラガス、4月…ニラ、5月…トマト、6月…タマネギです。
今回は5月の「フェア」の食材である「トマト」が栽培されている圃場見学会が行われました。
販促トマト専門部専門部長の金田 祐重さんのトマトの圃場で、5月23日に行われました。
屋台横町の運営会社【株式会社村上】社長の村上 龍也さんです。
栽培の現場を見学し、農家さんと触れ合うことにより、
さらに地元食材への想いを深めるために、この「農場見学会」を行いました。
宇都宮まちづくり推進機構の小松 信一さん。
宇都宮の街中の活性化のでために立ち上がった横丁です。
その活性化のために頑張っています。
現在屋台横丁にあるのは23店舗
フェアに参加する9店の店主さんが参加しました。
宇都宮産の玉ねぎを使った料理、腕によりをかけて作ってくださいね。
楽しみにしています。皆さんも是非お出かけください。
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今週は「新玉ねぎ」をテーマにお送りしました。
さて、来週のテーマは「きゅうり」です。
調査員たちのどんな報告が聞けるでしょうか?是非、お聴き逃しなく!
皆さんからのメールもお待ちしています。
メールアドレス: u38@crt-radio.co.jp
FAX:028-643-3311
お葉書の宛先:〒321-8601栃木放送【アグリ倶楽部38】係
次は、あなたのところに調査員がお邪魔するかも!
乞うご期待下さい!!