テーマ『米』
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5月には「米作り」というテーマでお送りしましたが、
今回は、いよいよ収穫にスポットをあててお送りしていきたいと思います。
調査開始!!
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【調査報告①】
今回は宇都宮市の田園地帯である、上河内の上田町の米作農家、
福嶋 修さんのお宅に伺って、米づくりについてお聞きしました。

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JAうつのみや管内の昨年度の食用の米
生産者…4373人/栽培面積…6800ha/収穫量…23.220トン
エサ・米粉用の米は、生産者…393人/栽培面積…309ha/収穫量…1.680トンでした。
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◆栽培作物と耕作面積について◆
福嶋さん
「耕作面積は14ha、そのうち水稲が11haで残りが麦と大豆です。」
なんと耕作面積、東京ドーム3個分ということになるそうです!
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◆上田という地域について◆
福嶋さん
「昔からの水田地帯です。土地は砂質土壌で鬼怒川の伏流水も豊かで米作りにむいています。
『水が美味ければ、米も美味い』とよく言われますが、
栃木は気温にも恵まれていて、農業に適した土地です。」
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「どんな状況でも良いものは売れます。減肥・減農薬の特別栽培米は安心安全です。
是非、ご家庭で味わっていただければと思います。」
―――福嶋さんの栽培した米はJAを通じて「宇都宮産米」として販売されています。
地元宇都宮の安心安全な美味しい新米を是非味わってみて下さいね!
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【調査報告②】

【栃木県立宇都宮白楊高等学校】の圃場に行き、学校としての農業への取り組みや、
若い担い手となる生徒にお話を聞いてきました。
そんな白楊高校では、どんな風に農業指導を行っているのか??

『農業経営科』教諭の石島瑞恵さんと生徒の岩﨑広樹さんと、山本毅さんに、お話を伺いました。
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*農業経営科は、農業経営者や農業に関わる業務に就きたいと考えてる生徒向けの学科です。
1年から3年までを総合的に捉えたカリキュラムが組まれているようです。
石島先生
 「1年生は作物・畜産・農業・環境と言った基礎的な科目
2年生は野菜・草花・果樹の栽培
3年生になると野菜・草花・果樹・作物・畜産の選択肢の中から、
自分が更に深く学んで行きたいものを選びます。」
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◆数多くある中から「作物」を選んだ理由◆
岩﨑さん
「栽培のみでなく、外部との交流も出来るという
魅力があるので選びました。
近くの保育園の園児と一緒に田植えをしたり、稲刈りをしたりしています。」

山本さん
「家が農家と言うこともあり、自分もやりたいと思って、伝統のある白楊高校を選びました。
家が米農家なので、まずは農業の基本の作物について、学びたいと思いました。」

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石島先生
「生徒みんな一生懸命頑張っています。
その結果収穫出来た米は、自信を持って売れるものです。
どんどん成長していく姿が素晴らしいです。」

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宇都宮白楊高校の生徒さんが作ったお米は、
『農業高校の生徒さんが作ったお米』と言う名前がついて、
【スーパーたいらや】のお米のコーナーに並んでいます。
品種はみんな大好き「こしひかり」。お手頃な価格で売られているんですよ。

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【調査報告③】
下栗町で、お米を生産している農家さんが経営しているレストラン
【食工房NO-RA Yokomatsu(しょくこうぼう のーら よこまつ)】へ行き、
オーナーの横松正博さんにお話しを伺いました。
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◆お店について◆
「田んぼの中で昔っからの農家が、お店をやってるだけ。ユルッと有るがまま。
この近在には、こういう建物が普通にあった。
家を何とか残すには、お店にするしか無いと思った。
かつての農家の佇まいって落ち着ける。っていうのは、歴史がそうさせている。
皆さんがおいでくだされば多分に心地いいんだろう。そういう風に思った。」
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◆お米の栽培方法◆
「稲がスクスクと育つように工夫してる。
1.籾殻を炭にした『くん炭』を田んぼに撒く。
2. 宇都宮牛を飼っている近所の同級生から厩肥を貰って撒く。
3.田植え後の125日間、毎日、田んぼに行って水を切らずに管理する。
僕の稲は丈が長くて倒れそうになるけど、水をずっと掛けている事で
茎が太くなるから、踏ん張って頑張ってる。毎日『がんばれ!』と言ってる。」

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◆お店で食べられるメニュー◆
「白い御飯を付けたメニューが何種類かと、
あとはオムライスですよね、ウチの看板メニュー。
ウチのオムライスは“ボンブ”ていうんです。
ボウルに飯を詰めて皿にあければ、まさにボンブ型。
そこに卵を乗せれば、他には無いものができる。
美味しいお米を自分で作って、美味しい卵を使ったら無敵じゃないですか!」

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【食工房NO-RA Yokomatsu】
宇都宮市下栗町261番地。
電話番号:028-656-0146

砂田街道を、横川中学校前の信号から東に900m進むと、左側にオムライスの看板が見えます!
その先の角を北に入って、突き当りのT字路を東に進むと、
またオムライスの看板が見えてきます。その看板の奥の大きな門が【NO-RA】の入口です。
営業時間:午前11時半から午後2時半
夕方5時半から夜7時半
定休日:火曜日

横松さんが今年収穫した新米も、ご近所の農家さんが生産した野菜も販売しています。

【農業王国宇都宮インフォメーション】
農業王国宇都宮インフォメーションのコーナーです。
このコーナーでは、宇都宮で開かれるイベントなどを紹介していきます。

宇都宮市簗瀬町にある、宇都宮市中央卸売市場では、毎月第2土曜日に
『宇都宮うんめ~べ朝市』として、市場を一般開放しています。
今月の開催は11日で、解放される時間は午前9時から正午までです。
この日は「うつのみや愉快デー」で色々な景品が当たる抽選会が行われます。
入場は無料で、どなたでも、野菜や水産物、乾物、漬物、お米、お菓子、花、包装資材調理器具など
お得に買うことが出来ます。
また、市場内にある食堂も利用できます。
詳しいことは
宇都宮市 中央卸売市場 一般開放実行委員会
電話番号:028-637-6811まで、お問い合わせください。

次に【採れたて うつのみや まるかじりキャンペーン】のお知らせです。
地元・うつのみやで採れた新鮮でおいしい農産物を選んで、買って、食べて
宇都宮の農業を応援するキャンペーンです。
このキャンペーンは、宇都宮市内の直売所や小売店・8つのお店で、
12月31日(水)まで開催されています。
実施店舗は、アグリランドシティショップ、えきの市場、コープ鶴田店、
JAうつのみや河内ふれあいショップ、雀宮青空市パティスリーメルシーの『地元野菜コーナー』、
ふれあいこもりや直売所、ろまんちっく村市場・情報センターあおぞら館 です。
 
期間中、うつのみや産の農産物に付いている専用シールを10枚集めて、
実施店舗にある応募用紙に、専用シールを貼って必要事項を記入して
店舗にある応募箱にそのまま投函するか、または、82円切手を貼って郵送でご応募ください。
宇都宮牛や、宇都宮産のお米『みやおとめ』などが抽選で当たります。
詳しくは、宇都宮市ホームページにある
『採れたて うつのみや まるかじりキャンペーン』のページをご覧ください。

以上「農業王国宇都宮インフォメーションでした。=======================================================
今週は『米』をテーマにお送りしました。
来週のテーマは『リンゴ』です。来週の放送をお楽しみに!
番組では、お便りなども受け付けてます。
宛先は、メールの方:u38@crt-radio.co.jp
FAX:028-643-3311
お葉書:320-8601
栃木放送「アグリ倶楽部38」の係
まで
お待ちします!!